負荷の違い
俺は組体操でのタワーやピラミッドを禁止にする必要は無いと思う。
問題は、組体操をさせてる教師が、組体操でピラミッドの一番下で支える子供達がどれぐらいの物理的な負荷がかかってるかどうかを計算することにある。
もちろん、高いピラミッドを作れば、上であっても危険度は増し、下に居てても負荷は大きい。
例えば、10段のピラミッドと5段のピラミッドを一番下で支えてる子供達はどれぐらいの負荷の違いがあるかを考えればいい。
10段のピラミッドは1~10の数列の合計の人数、55人で形成される。
一方で5段のピラミッドは1~5の数列の合計の人数、15人で形成される。
10段のピラミッドは一番下は10人で、上の45人を支えるから、平均で1人あたり4.5人を支えることになる。
5段のピラミッドは一番下は5人で、上の10人を支えるから、平均で1人あたり2人を支える。
いくら手と足の2本ずつ使えるとはいえ、自分の上に4.5人、ピラミッドの構造では端に行けば行くほど負担は減るので、真ん中よりの最下部では少なくとも4.5人分以上を支えてる。
普通の一般的な単に体重が重いという理由でピラミッドの最下部に位置付けられて、上に4.5人以上を積まれて支えることが出来るだろうか?
5段のピラミッドに比べて、10段は2倍以上の重量的な負荷がかかり、通常の運動場なら砂であるから、膝や手にかかる痛みは相当なものである。
そんなに10段のピラミッドを子供にさせるなら、まずは教師が集まって10段のピラミッドを作って検証すればいい。
大人だともっと悲惨な結果になると思う。
教師はそもそも、自分らが出来ないことを子供にさせるのをやめた方がいい。
さっきの負荷の計算ぐらい、教師のように勉強を教える人間が出来ないでどうする?
俺みたいなその辺の普通のおっさんでもそれぐらいわかるんやで。
現役で勉強を教えてる人間が、この程度のことをわからない時点で教師のレベルが知れるというものだわ。